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「 そして私は(酔い)潰される 」
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ただいまァ!

先週半ばにはこっち帰ってたけど、
バイトの出張やら何やらで色々飛ばされてたので、やっとウチに帰れました。
まぁ出張とかいっても、仕事ほっぽってゲーセン行ったりなんだりして楽しんでましたが。
鉄拳おもしろいよ、鉄拳。
ドイツへは来月あたまにちょろっと行く予定だったんですが、
手続きのミスがあり、このクソ忙しいときに行く羽目になりましたとさ。
まぁこの時期になると就活も落ち着いてくるから良いんだけどね。
…でも、実は今月頭にもアジアに行ってたりしてて、本気でバカじゃないかと思う。
そら銭もなくなるさ。
つーか、デジカメが機嫌損ねてデータPCに移せないんですけど。ええええー・・・



そんなわけで、独語が全く出来ない人間が一人往くドイツ北東部。
英語?ああ、イギリス語も全く出来ませんが、けっこうどうにかなるもんです。
どこに行こうが「こんにちは/ありがとう/美味しい!」だけ言えれば無問題。
さらに「助けて!!/お金ならあげる!!!」もとっさに言えれば完璧です。

あっちではとにかくビール飲んでました。
さすがはビール大国、あるわあるわ、酒が。
オススメを尋ねると「バーロー、黒に決まってんだろ!」と出されるシュヴァルツビア。
流石に東部は黒!!とか言われるだけあって美味い。
ドイツ全域で飲まれてる、なんたらっていうビールも非常に飲みやすく、
日本で飲まれているものに近い気がしました。
ベルリーナヴァイセ(?)とかいうビールも飲ませてもらったけど
すんげえフルーティで水のように飲んできましたって話。こいつぁ~女性にウケるんじゃないかな。
また、酒のツマミも美味しく、普通にご飯が欲しくなるものばかりでした。
ふらりと寄ったバーで出されたツマミの味が忘れられない。

こんなことばっかり書いてると「オマエ酒飲みにドイツ行ったの?」とか言われそうですが、
正直言うとそうですちゃんと人並みに観光もしてきましたよ。
ベルリンは以前ちょっとしか周れなかったので、
今回は博物館やら戦跡を舐めるように見学してきました。
ほんの60年前は、ここをヒトラーなんかが闊歩してたんだなぁとか思うと不思議な気分に。
ブランデンブルク門から始まりベルリンの壁…すげえ歴史を辿ってきた国ですね。
今回は北東部をウロウロするだけでしたが、次は南部を攻め上げるぜ!
待ってろよ、南部ビール!!(…)

…以下、ナチ党について博物館やらを回って感じたことを
公にこんなこと言っていいものか微妙なので折りたたんでおきます。

一言のお返事は…
ごめんなさい、明日には必ず!いい加減寝ないと死んじゃうから許して!



西洋史とか、そういうものは専攻してるわけでもなく、
ただのシュミとして見てる程度なので、素人主観の戯言ですが。

こういっちゃなんだけど、
ナチ官僚を全体ではなく個人として見て行くと、全否定はできない存在だと思っています。
勿論、結果として彼らがしたことは許せるものではないし、
正当化させるつもりなんざこれっぽっちもありんせん(ユダヤ人追悼館とか見てきたけど、そらもう酷かったよ)。
けど、ニュルンベルク裁判で起訴された党員の人生、そして判旨を読み取ると「本当にコレで良かったのか」と
疑問に思うこともありました。
これは東京裁判にも言えることなんだろうけどね。
ゲッベルス、ヒムラー、ゲーリング、ヘスなどのドイツ第三帝国を構成する主要な顔ぶれは
外向きには各部署の権力を握る小独裁者のようですが所詮はヒトラーに私的に仕える子分。
実際は政治的な理想も野望も持っているわけではなく、
ただひたすらヒトラーの機嫌をとることだけに必死になり
外向きの態度は過激なナチズム実践者とならざるをえない…なんという悪循環。

彼らだって人の子。
ヨメがいて、子供がいて、祖国を愛し、ちょっとだけ何らかの才能が目立つオヤジです。
(ゲッベルスの演説とかマジすげーよ。
宣伝相プロデュースのドイツ軍パレードを写したカラーフィルムとか、アレを生で見たら…。
入党するやつの気持ちも分からんでもない。確かにアレはすげえ。)
そんなオヤジたちが独裁者を前にして、
自分(またその家族)の身を守る方法が見当たらなかったんじゃないでしょうか。

で、ヒトラー。
ヒトラーという人間を語る際、
忘れちゃいけない(と、勝手に思ってる)のがエヴァ・ブラウンの存在。
恐らく「ヒトラーの愛人」、で片付けられることの方が多いであろう女性。
ヒトラーの気を引くために拳銃自殺まで試みた別嬪。
ナチに酔倒し、6人の子供を殺した後自殺したゲッベルス婦人など、
戦時下のドイツ女性の強さと冷たさには強く興味を持つものがありますが、
いわゆる「イイ女」であり、モテていただろうエヴァにそこまでさせ、
孤立奮闘していた自分にに最期まで付き添わせた
ヒトラーの魅力というものにも大きな興味をもちました。
その辺、もっと資料とかあっても良いようなもんなんだけどね。

エヴァ・ブラウンの日記では、ヒトラーのについて
「ときどき、酷く内気になるときがある。
あの人の内気さは普通じゃない。
とくに人前に出ると、内気な自分を悟られまいと必死になっている。」
と記してあります。
翻訳に翻訳を重ねて出版された本であるらしく、
ニュアンスや異なる部分も多くあると思うけど
内気で、コンプレックスを強く抱いていたヘタレ、
エヴァの見ていたヒトラーこそ本当の姿なんじゃないかと思うのです。
まぁ、こいつの思想とかは良くないけどね。

誰が悪いのか、どこから道がそれてしまったのか考え始めるとキリが無いけれど、
そうやって歴史って作られていくものなんでしょうかね。

・・・・・・・・・・・。

なんかもっと考えてたことがあったような気がしなくも無いけど、
疲れてきたので、もういい加減寝ます。
(今日も)よっぱの戯言に付き合ってくださってありがとうございました。おやすみなさい。

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